2011年 01月 17日
柚子のポマンダー |
リボンをかける部分を残すためにマスキングテープを十文字にかけておきます。
表皮に竹串等で穴を開けながら、5ミリ間隔くらいにクローブを刺してゆきます。全面に刺し終えたら、テープを外し、シモンパウダーを少量入れたビニール袋の中で、柚子を転がして粉をまぶします。
日が当たらず風通しの良い場所で2〜4週間ほどつるして乾燥させ、皮が固くなり、軽くなったら完成です。玄関や部屋にかけておけば、香ばしい香りが漂います。「猫のしっぽ蛙の手」のベニシアさんがこれをクリスマスツリーに飾っていたのを、ご存知の方も多いと思います。
3つ作ろうと思っていたのに、クローブが1つ分しかありませんでした。お恥ずかしい話しですが、このクローブ、実はもう10年以上も前に買った物です。でも、全然、傷んでいません。それもその筈。クローブは抗菌作用に優れ、古代エジプトでは、シナモンとともに、ミイラを作るのに使っていたそうです。ポマンダーはミイラ作りと基本的にはほぼ同じで、フルーツのミイラみたいなものとか。10年も腐らないとか、永遠に腐らないと書かれた記事も見た事があります。クローブはビーフシチューにはかかせない香辛料ですが、タマネギに刺して2、3本使うだけ。他の料理にはパウダータイプを使ってしまうので、消費量はごくわずかでした。最近は、ホールタイプのものがスーパーではなかなか見つからないので、大事にしてきたのですが、これでとうとうお終い。何処かで探して来なくてはなりません。
by kakoneko-nyan
| 2011-01-17 23:50
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